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ずっとやりたかったミュージカルの劇伴制作
先日幸運にも、ミュージカルの全ての曲を作らせていただきましたので、公演予告も含めて紹介します。
そのミュージカルとは・・・なんと
佐野洋子作『100万回生きたねこ』
あの不朽の名作と言われ続け、子供ばかりでなく、大人にも深い問いかけをする絵本作品です!!
それをミュージカルとして演ずるのは、神戸市を拠点に活動している神戸少年少女合唱団の皆さんです。
どんな物語かというと・・・
「何度も生き返っていろんな人生を歩むネコでしたが、最後に・・・・」
という感じです。タイトルそのまんまかって感じですが、これ以上踏み込まない方がネタバレにならず良いかと。
絵本が普通に売っていますし、完全解説みたいなサイトもありますので、そちらをご覧いただければ、私の拙い解説よりは良いと思います。
そして今回は歌ものに挑戦しました。
以前にボーカロイド曲作ったことがありましたが、その時以来です。
何年ぶり??しかも今度は生の声で。。
歌なしの曲も含めて、全部で15、6曲あります。頑張りました。
自分のオーケストラ曲で歌っていただけるなんて、幸せの極みです!!!
苦労話をいくつか
今回の制作で結構苦労したのが、いわゆる尺合わせ。
最初にまず台本と演技の内容を渡してもらってから曲を作ったんですが、練習が進んでくると「この部分のBGMもう少し長くしてほしい」といったことが頻繁に出てきます。
特に今回の場合は、演技に合わせて曲が展開する場面もありましたので、その部分は少し苦労しました。
あとは歌詞だけあって曲を作るというシチュエーションが発生。
まず歌う方々の音域を考えて、それからタイミングをとりやすくしてみたり、音程も取りやすくなるように工夫しながらの制作になりました。
普段インスト物が多く、あまり気を使わないところなので、なかなか新鮮な感じで楽しかったです。
あ、それからプロのオペラ歌手の方に歌っていただく曲があるんですが、そちらは。。。自由に作らせていただきました。
ボカロデビューできるかも?!
カリメロが使っているパソコンはMac Studioです。
そしてソフトはProtools studioです。そんなボーカロイドに見捨てられたような仕様ですが、歌物の当たりもつけたいと思い、いろいろ調べてみました。
そして・・・
Voisona 発見!!
これとBlue cat audio の「Blue Cat’s PatchWork」というソフトを組み合わせて使ってみました。
はっきり言って、私が歌うより全然素晴らしい!!何もかもが。
今回の制作では、Voisonaで遊び尽くすことは出来ませんでしたが、いつかきちんと曲を発表できるといいなって「本気で」思いました。
そんな感じで学ぶことも多かった制作でしたが、無事に曲をお届けすることができました。
あとはステージ、みんな頑張って!!
本番はカリメロも観にいく予定です。楽しみです!!