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モニターヘッドホン MDR-CD900STとHPH-MT8を「感覚的に」比べてみた

BGM作曲家のカリメロです。

曲のミックスをするときにヘッドホンを使う方も多いと思いますが、少し前にモニターヘッドホンを、Sony「MDR-CD900ST」から YAMAHA「HPH-MT8」買い替えました。

この2機種を比較することができましたので、音の違いを紹介します。

ただしあくまで「感覚的考察」ですので、参考程度にしておいて下さいね。

なぜモニターヘッドホンを変えたのか?

これは私の作る曲が、大体オーケストラ系だったりすることが関係していると思いますが、単純に「音に空気感や距離感が少ない」「音の距離感がつかみにくい」と感じたから。

次に(年齢が関係しているかもしれませんが)長時間使っていると耳が疲れる、というより「頭が疲れる」感じがしたから。

つまり環境とか年齢とかの都合によるものですが、そんな理由で、ヘッドホン探しが始まりました。

そしてたどり着いたのが、YAMAHA「HPH-MT8」でした。

それぞれの特徴

ここからは私が感じた「MDR-CD900ST」と「HPH-MT8」の違いです。

Sony「MDR-CD900ST」

MDR-CD900ST

HPH-MT8と比較すると、とにかく「音がハッキリ聴こえる」という印象。

音量差とか定位とか音質とか「こここだよ!!」みたいな感じ。

変な音は「ほらこの音、ちゃんと治してよ!!」って言ってくれてるみたいな、ね。

言い換えると「生徒と辣腕教師」みたいな感じ。

だから長時間使ってると疲れてしまうのかな?年齢の問題だなこれは。

ジャンル的には、1つ1つの音を追い込んでいくタイプのものだと、とても捗るのかな?という印象です。

YAMAHA「HPH-MT8」

HPH-MT8

こちらは適度な空気感を感じることができ、音の遠近を把握しやすいかなと思いました。

キャンバスに音が配置されているのではなく、もっと3D的な印象です。

またスピーカーには劣りますが、音のブレンド調整なんかしやすく感じました。

言い換えると「オーケストラにおける、聴衆とマエストロ」みたいな感じでしょうか?

モニターヘッドホンですので定位なんかもとてもよくわかりやすいです。

ジャンル的には空気感が満載なオーケストラ系がよく合いそうです。

結局のところ優劣ではなくて

こまかいスペックなどは、公式を確認していただくことにしまして。。。

どちらもそれぞれ特徴がハッキリしているのかな、という印象です。

ですので「どういう目的でヘッドホンを使うのか」というところで選んでいけば良いと思います。

YAMAHAも決して音像がぼやけて判断しにくいわけでなく、Sonyも聴こえすぎてバランスが悪いわけではありません。

機会があれば聴き比べしてみると面白いかもですね!!